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井納建設

河川伝統工法

聖牛工等

【聖牛工】
牛は、棟木の長さにより、「大聖牛」、「中聖牛」等に分類されます。「地方凡例録」によれば、これらは武田信玄の創案によるものとされており、また、丸太を三角錐に組み合わせた形状が双角の牛に似ていることから、「牛」と命名されたと記されています。
牛は、杭打ちの難しい砂利や玉石混じりの河床の根固めや水制に適しており、しかも、杭打ち工法よりはるかに堅牢です。また、水をはねつけるのではなく、水の勢いを利用して自らの躯体を沈める仕組みになっています。したがって、適切に配置すれば洪水にあうたびに安定度が増すことになります。
しかし、配置の仕方を間違えれば対岸の堤防を苛め、川を暴れさせることになります。「川に教わり、川をなだめる」、それがこの工法の真髄であり、『聖』の名がついたゆえんと云われています。

パンフレットはこちら(PDF)

 

中聖牛工

長良川

棟木、合掌木は鉄筋コンクリート部材を使用しています。
陸で組立てを行い、クレーンにて吊り込み設置を行った事例です。

発注者:国土交通省 木曽川上流河川事務所
施工場所:岐阜県岐阜市東島
施工年度:平成17年度

根尾川

発注者:国土交通省 木曽川上流河川事務所
施工場所:岐阜県揖斐郡大野町
施工年度:平成7年度、平成11年度

 

聖牛工

土岐川

中聖牛の2/3の大きさにスケールダウンしたものです。

発注者:国土交通省 庄内川河川事務所
施工場所:岐阜県土岐市
施工年度:平成15年度

人、自然に還る。